母は認知症で要介護1。父は身体不自由で要介護3

母は認知症で介護1。父は脳血栓から左手左足が不自由で介護3。2人ともサービス付き高齢者住宅に別々に入居中。そして、私は一人っ子で遠距離。父母私の日記です。

夏の出来事。その1

昨年お盆帰省中の出来事を…。

朝起きて、

 7時に朝食 

 9時位から1時間位 朝寝。

 12時にお昼ごはん

 2時位から     お昼寝。

 6時半に晩御飯

その間は、クーラーの効いた部屋でテレビの前に椅子を置いてテレビ漬け。

これが、父の毎日。

母のご飯が少々遅くなっても、既にこの時間になれば食卓に座り、食事が出てくるのを待っています。

誰が居ようがこのサイクルは変更なし。

だから、私が帰省しようがこのサイクルに変更なし。

事件が起こった日も、お昼寝まではこのサイクルで生活をしていました。

お昼寝が終わり、少々涼しくなった4時位から裏の庭に行ったようです。

(後で分かった事ですが…)

そのころ、私は父の姿がテレビの前に無いのを確認しています。

まっ、散歩でも行ったんかな? って思っていました。

でも、私も気にする事もなく、5時過ぎにトイレに行くために1階へ降りていきました。

やはり、父の姿が見ません。

母に聞いても、「裏の庭におんなるダラ?」と…

しかし、家の中から裏の庭を見ても父の姿はありません。

気になって、裏の庭に出てみると…。

父が棚の下に倒れているではありませんか!

お正月同様「いってもうたな!」って…。

慌てて、近寄って父の名前を呼ぶと、意識はしっかりしていて「立てん!」と…。

ともかく、水を持ってきてもらうように母に叫びました。

水を飲まし、うつぶせに倒れていたので、まず、仰向けになってもらおうと、手を貸したのですが、父は全く力が入りませんでした。

うつ伏せ⇒仰向け⇒体育座り⇒立ち上がり⇒移動 という順番で父の体重を全て受け止めながらの悪戦苦闘!

手足に全く力が入らず、私の全身で父を支えているという状態でした。

棚にもたれさせていても、気を抜くと足に力が入らないのでそのまま、座ってしまう。

父はそんな中も「しっかり支えてくれ!」の一点張り。

日も暮れ、8時も近くなっても思いのほか倒れた場所から進でいません。(この時移動距離は50センチ位)

それまでも、何回か「近所の人を呼ぶよ」って言っても、頑として聞き入れてはもらえませんでした。

私の体力(筋力)の限界です。とうとう、母に、近所の男性の方を呼びにいってもらいました。

ここでも、まだ、ぶちぶち文句言っていましたが・・

近所の男性の方に負ぶってもらい、家の中にやっと連れて入りました。

身体を拭き、着替えさせて、病院へ連れていくことにしました。

が…。案の定、強固に「行かん!」の一点張り。

何とか、みんなで説得し、病院へと行きました。